現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成24年度の研究計画のうち、マウスに臨床分離株のMACを経気道的に感染し、肺MAC症モデルを作成することは年度初めに達成された。MAC症に対する個体の反応(死亡率、体重減少、肺炎症)も経時的に測定し、データを採取した。肺組織のTh1/Th2/Th17サイトカイン濃度も十分量のマウスで測定し、データを採取した。転写因子T-bet,GATA3,RORγTの発現も各マウスで解析した。 ヒトレジオネラ肺炎の起因菌であるLegionella pneumophilaを用いたレジオネラ肺感染モデルの作成も年度初めに達成された。同モデルを使用し、感染後の個体反応(死亡率、体重減少、肺炎症)も経時的に測定し、データを採取した。肺組織やマクロファージにおける各種検討(TLRsの発現解析、Nrf2活性化、NF-κB活性化、TNF-α,IL-1β,IL-12,IL-18の各発現、およびCasapse1の活性化など)も当初予定通り施行した。研究計画は3年であるが、次年度中に当該の研究目標を達成し論文作成まで達成できる可能性も出てきた。
|