研究課題/領域番号 |
24591165
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
木島 貴志 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90372614)
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研究分担者 |
長友 泉 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (10570583)
河面 聡 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招聘教員 (40625670)
南 俊行 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (00705113)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 小細胞肺癌 / 多剤耐性 / 分子標的治療 / HER2 / ラパチニブ / トラスツズマブ |
研究成果の概要 |
小細胞肺癌(SCLC)の難治性の原因となる多剤耐性に深く関わる分子としてHER2を同定した。HER2チロシンキナーゼ阻害剤lapatinibは薬剤排泄ポンプ(ABCB1,ABCG2)の機能を抑制することで抗癌剤感受性を回復させた。一方、抗HER2抗体trastuzumabは抗体依存性細胞傷害(ADCC)活性を増強させることで抗腫瘍効果を発揮した。さらに、HER2陽性抗癌剤耐性再発SCLC患者2名に対して先進医療としてtrastuzumabによる治療を実施し、その有効性と安全性を確認した。これらの知見は、HER2のSCLCにおける多剤耐性克服のための治療標的としての可能性を示唆するものである。
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自由記述の分野 |
医歯薬学
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