研究課題/領域番号 |
24591179
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
清家 正博 日本医科大学, 医学部, 准教授 (30366687)
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研究分担者 |
弦間 昭彦 日本医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20234651)
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キーワード | トランスレーショナルリサーチ / マイクロRNA |
研究概要 |
本研究は、肺癌特異的な分泌型miRNAである血清miRNAおよびエクソソーム由来miRNAの存在を解明し、肺癌の新規血清バイオマーカーとして臨床応用することを目的とする。 平成25年度は、平成24年度に確立したエクソソーム由来miRNA手法を用いて、肺癌細胞株30株の培養上清を用いたエクソソーム由来miRNAの網羅的解析を施行した。30肺癌細胞株培養上清からのRNA量は十分であることを確認し、5細胞株においては、エクソソームmiRNAの網羅的解析に成功したが、他の25株に関しては、再現性のある結果が得られていない。原因として培養上清中のエクソソームが微量であると考えられ,サンプル量の調整やウエスタンブロットによるのエクソソームマーカーでの検証など,現在実験手法を再検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
肺癌細胞培養上清からのエクソソームが微量であるため,再現性のある結果が得られていない.現在実験手法を再検討中である.
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今後の研究の推進方策 |
現在細胞培養上清量を増やし、ウエスタンブロットによるエクソソームの検証を予定している。培養上清からのエクソソームの検証後、残り25細胞株のエクソーム由来miRNA発現解析を行う。平行して、肺癌患者血清を用いたエクソーム由来miRNA発現解析を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究の遅れで消耗品が使い切れなかった 平成26年度の計画に大きな変更がないが、平成25年度に購入できなかった消耗品を購入する予定である。
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