研究課題
基盤研究(C)
慢性腎不全には有効な治療法が少なく、増加し続ける透析患者数を減少させるためには新しい治療薬の開発が急務である。私たちはセリンプロテアーゼ阻害薬が糸球体硬化を軽減し、尿細管間質の線維化を抑制することによって慢性腎不全の進展を有意に遅延させることを示し、この病態進展にセリンプロテアーゼが強く関与していることを明らかにした。さらに、私たちはその障害に関与するセリンプロテアーゼ群の1つがプラスミンであることを同定した。
腎臓内科学