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2014 年度 実績報告書

腎臓欠損マウスを用いた異種間腎臓再生

研究課題

研究課題/領域番号 24591209
研究機関横浜市立大学

研究代表者

橋本 達夫  横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員研究員 (20363806)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード腎臓再生
研究実績の概要

本研究では、ヒト腎臓再生の第一歩として、腎臓欠損マウスを用いたマウス腎臓の再生を行っている。
作製した腎臓欠損マウスの胚細胞に野生型マウスのiPS細胞またはマウスES細胞を注入し、得られたマウスの解析を3年にわたって行ってきている。腎臓欠損マウスの胚細胞は、ヘテロ接合体どうしの交配から25%程度得られる。そのうち、iPS細胞またはマウスES細胞が正常に機能する腎組織形成に至った個体のみが目的の仔体として得られることになる。本研究の成功は、本マウスの繁殖が成功するか否かにかかっている。残念ながら、C57BL/6J背景では、得られる仔体の数が5匹前後/腹と少なかった。研究協力者の支援により、マウスの遺伝背景に雑種を混ぜ込むことで、この問題は解決済みである。成果を得るためには、もう一年の猶予が必要である。
以上は同種間での腎臓再生である。本研究は、ラットーマウス間の異種間での腎臓再生をゴールとしており、これには同種間での成果が必須である。上記のごとく繁殖の問題が改善したことにより、同種間での腎臓再生が成功するのは時間の問題である。
本科研費により、スタートすることができた本研究を、今後は民間の研究助成金の支援を得て、異種間腎臓再生まで行う予定である。一つ一つ成果を積み重ねることで、ヒトへの応用まで視野に入れていく予定である。本研究は、ヒト腎臓再生を見据えた、新しい医療を切り開く研究である。

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公開日: 2016-06-01  

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