研究成果の概要 |
WKYラットにヒトMPOを免疫したANCA関連血管炎モデルに、MPO追加免疫群、好中球活性化群(TNF-αやG-CSFの追加投与)、炎症反応誘導群(少量のanti-GBM Abの追加投与)を作成した。炎症反応誘導群においてのみ尿所見と半月体形成率の増悪を認めた。血清ではTNF-α, IL-1β, CXCL1, CXCL2が上昇し、糸球体内ではNETsの形成、TNF-α, CXCL1, CXCL2, CXCL8の発現増強を認めた。in vitroで精製ANCAにより好中球の活性化が誘導された。半月体形成の増悪には好中球に関わるケモカインの発現上昇と好中球の異常活性化が関与している。
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