研究課題
基盤研究(C)
FTD/ALSの原因タンパクTDP-43による神経変性の機序解明のため、神経特異的かつタモキシフェン誘導性TDP-43コンディショナルノックアウトマウスを作出し、その表現型を解析した。マウスの週齢に関わらず、TDP-43のノックアウト後、約2週間から運動異常が顕在化し、次いで認知機能の低下を認め、約5週間で衰弱死した。病理学的には海馬、脊髄の神経細胞脱落と高度のグリオーシスを認めた。以上から、TDP-43のloss-of-functionがTDP-43による神経変性の一機序を担うと考えられる。
神経内科