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神経特異的プロモーターを使用し，その下流にLoxP 配列で挟んだ赤色蛍光色素であるdsRed cDNAとTDP-43 cDNA を挿入したトランスジェニックマウスを作製した。マウス大脳皮質の神経細胞と脊髄前角の運動神経細胞に赤色蛍光色素の発現が見られた。VAChT-Creトランスジェニックマウスと交配し，運動神経細胞へTDP-43を過剰発現を期待したが，発現は不十分で神経細胞死は認めなかった。
正常型・変異型TDP-43cDNAを組み込んだAAV1ウィルスを作製し，マウス腰髄に注入すると運動神経細胞死が起こり，一側下肢の麻痺を呈し，筋萎縮性側索硬化症のモデルとなると考えた。
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