研究課題/領域番号 |
24591299
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
重藤 寛史 九州大学, 大学病院, 講師 (50335965)
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連携研究者 |
鈴木 諭 九州大学, 大学院・医学研究院, 准教授 (90294917)
高瀬 敬一郎 九州大学, 大学院, 共同研究員 (00467903)
鎌田 崇嗣 九州大学, 大学院, 共同研究員 (70614460)
上原 平 九州大学, 大学院, 助教 (30631585)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | てんかん / 皮質異形成 / ネットワーク / 脳波 / 臨床神経生理学 |
研究成果の概要 |
我々が開発した,胎児期ラットの頭蓋両側に冷却損傷を与えて作成する自発てんかん発症ラットでは,てんかん発作は約7割に生じ,生後47日以降(ヒトの思春期以降)に発症し,海馬起源のてんかん発作であることを明らかにした.このラットの海馬では生後2週以降に慢性炎症にかかわるToll様受容体4の経時的な増加,生後3週以降に細胞間ネットワークにて重要な役割を果たすコネキシン43の経時的な増加を認めた.また,難治性てんかん患者の髄液にも炎症性変化を来たす例があることを確認した.慢性の炎症,異常ネットワークの形成がてんかん原性獲得に重要な役割を果たし,これに抗する薬剤がてんかん原性獲得を防ぐことが推定された.
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自由記述の分野 |
医歯薬学
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