研究課題/領域番号 |
24591301
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
時村 洋 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (50227568)
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研究分担者 |
湯ノ口 万友 鹿児島大学, 理工学研究科, 教授 (10094187)
花谷 亮典 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (60304424)
衛藤 誠二 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (70295244)
有田 和徳 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (90212646)
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キーワード | 磁気刺激 / 一次運動野 / 大脳半球優位性 / 運動誘発電位 |
研究概要 |
ヒトの一次運動野を刺激すると同時に言語活動を賦活し左右大脳半球優位性を明らかにする手法を確立した。 脳神経外科患者においてこの手法による大脳半球優位性を評価し、同じ患者でアミタールテストによる大脳半球優位性を評価し両者を比較したところ、良い相関が得られた。 昨年明らかにした左利き被験者における本法の有用性と、利き手交換の影響、並びに患者における本法の信頼性を中心に、九州地区および全国学会において講演を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
確立した手法を用いて左利き被験者について検討し、左利き被験者の大脳半球優位性が幼少時の利き手交換により変化することが示唆された。 脳神経外科患者において、本法とアミタールテストを比較し良い相関が得られた 現在左右側言語中枢の刺激を行い相互作用についての知見が期待されており、おおむね次年度の予定通り進展している。
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今後の研究の推進方策 |
健常成人および失語症患者に対し運動性言語中枢、感覚性言語中枢を刺激し、左右大脳半球言語中枢の相互作用を明らかにする。 これを機能画像においても証明を試み、種々のタスクによる脳の賦活、大脳半球優位性を検討し比較する。 これらの結果を学会報告、論文発表する予定である。
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