研究課題
基盤研究(C)
てんかん患者約30名において、安静時の機能的MRIデータを収集、解析を行った。正常データとして300名以上のデータを収集して、比較検討を行った。この結果、てんかん患者では同年齢の正常データと比較して、脳内機能的ネットワークの結合度が増加しており、とくにてんかん焦点で高くなる傾向がみられた。また各個人内での再現性は高く、てんかん焦点切除術前後で脳内機能的ネットワークが大きく変化した。これらの結果は、今後データを積み重ねることによって、てんかん診療に大いに役立つことを示唆している。
神経生理学