研究概要 |
インスリンの標的臓器である肝臓、筋肉、脂肪、およびインスリン産生細胞である膵β細胞の各々のcell lineと末梢血単球(CD14陽性)において、MET ( 0.6V/cmV, 0.1ms, 55 pps, 42℃, 10min) を施行し、高血糖状態あるいは小胞体ストレス環境下で誘導される炎症性シグナルがどのように抑制されるかを検討した。JNK, ASK-1, p-PERK, XBP-1 splicingの活性化はMETにて低減し、AMPKリン酸化は増強, NF-κB核移行抑制、炎症性シグナル分子の低下を認めた。糖尿病モデル動物においてもMET施行にて、既報のようなインスリン抵抗性改善、内臓脂肪減少、炎症性サイトカイン低下を確認した。
|