体格決定の新規分子機構に関する研究

2014 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24591370
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 内分泌学
• 研究機関: 和歌山県立医科大学
• 研究代表者: 坂口 和成 和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 教授 (60178548)
• 研究分担者: 澤田 貴宏 和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 非常勤講師 (00382325) ; 古島 謙亮 和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 講師 (50392105) ; 京 雪楓 和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 講師 (70316123) ; 宮嶋 正康 和歌山県立医科大学, 共同利用施設, 講師 (80137257) ; 新井 大貴 和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 学内助教 (90725574) ; 三輪 英人 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (50231626)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: 体格決定 / 成長ホルモン / インスリン様成長因子 / Eph / ephrin / JAK2 / STAT / シグナル伝達

研究成果の概要

個体の体格形成には 成長ホルモン (GH)からインスリン様成長因子(IGF1)へのシグナル(GH-IGF1 軸)が深く関わっている。私達研究グループはEphA4KOマウスおよびこのマウス由来細胞の詳細な研究から、ephrin-EphA4シグナル伝達系がGH受容体（GHR）およびその下流分子と相互作用してそのシグナルを増強し、IGF1産生を増強することを発見した。これは従来のGH-IGF1 axis定説に修正を加えるものである。EphA4が個体の体格決定にIGF1産生を介して関与することは、EphA4KOマウスへのIGF1の皮下注により正常化することにより確認した。

自由記述の分野

分子医学