研究成果の概要 |
成人T細胞白血病 (adult T-cell leukemia: ATL)におけるNF-kB活性化の機序を解明するために、次世代シークエンサーにより遺伝子変異の解析をした。解析をした27症例のATLにA20, BCL11B, BCL10, MYD88, NIKに変異はなかったが、CARD11のcoiled-coil domainに二種類のnon-synonymousな変異(M360V, D401Y)が確認された。これら変異はluciferase reporter assayにてNF-kBを活性化し、ATLの恒常的な活性化の一因となっている可能性が示された。
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