関節リウマチ(RA)の新規治療法開発を目指し、RA滑膜線維芽細胞(RASF)においてMMP-3とIL-6の発現を制御するmicroRNA (miRNA)とその標的遺伝子を同定し、RAでの作用機序解明を目標とした。miRNA阻害剤libraryを用いて、miR-AとmiR-Bの阻害剤がTNF-a存在下で培養したRASFからのMMP-3産生を抑制し、さらにmiR-A阻害剤がIL-6産生も抑制することを見出した。miRデータベースから、miR-AとmiR-Bの標的遺伝子として転写抑制因子Xを推定し、実際miR-A又はmiR-B阻害は、TNF-a存在下でのRASFのXタンパク発現の減少を抑制した。
|