研究成果の概要 |
脂肪分化誘導の有無で比較した遺伝子発現検索により、脂肪分化によってMMP-1, -2の発現低下を確認し、蛋白レベルでも確認した。滑膜細胞の脂肪分化誘導による、間葉系マーカーに関して、平滑筋アクチンの発現低下を確認した。新たな脂肪分化誘導の方法の検討では、プロポリス由来天然PPAR ligandであるArtepillin-Cによる脂肪分化誘導を試みたところ、有効な滑膜細胞の脂肪分化誘導が可能であり、この過程でMMP-1, MMP-2の分泌低下が確認された。Artepillin-Cによる滑膜細胞の脂肪分化誘導は、関節リウマチ治療戦略として有効であることが予想された。
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