研究成果の概要(和文):末梢血中の関節を障害する可能性のあるCD14+CD15+CXCR4low単球と保護する可能性のあるCD14+CD15-CXCR4high単球の比率は関節リウマチ(RA)患者では健常人に比べて有意に関節を障害する単球へと偏奇していた。また、両細胞群間でサイトカインやケモカイン受容体の発現パターンの違いが見られた、異なる因子に制御されている可能が示唆された。一方、未治療RA患者では健常人に比べてCD14brightCD16- (classical) 単球の割合が多く、治療反応良好群ではその割合が有意に減少した。以上よりclassical単球も悪玉単球の可能性が示唆された。
|