研究成果の概要 |
アレルギー性疾患に関連した遺伝子として同定されたPHF11のトランスジェニック(Tg)マウスの解析を行った.PHFはNF-kB と強調してIgEクラススイッチに必須であるgermline C epsilon のプロモーター活性を増強することによりIgE産生が増加した.また,アレルギー性鼻炎モデルの検討により、PHF11Tgマウスは野生型マウスと比べてIgE抗体価が増加し,鼻炎症状が増悪した.以上より,PHF11の過剰発現はIgE抗体産生促進を介してアレルギー性疾患の悪化させる可能性がり,PHF11の役割を明らかにすることによって,アレルギー性疾患の根治療法の開発へと道が拓かれると考えられる.
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