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細胞の接着や遊走を制御するマトリセルラータンパク質であるペリオスチンは、アトピー性皮膚炎の発症において必須の役割を果している。本課題では、ペリオスチンとその細胞表面受容体であるインテグリンとの結合様式を明らかにすることで、ペリオスチンによる炎症シグナル誘導の分子機序を解明すると共に、ペリオスチンの阻害抗体を作製して、アレルギー疾患に対する分子標的薬開発に繋げることを目的した。その結果、インテグリンとペリオスチンの結合部位を同定し、さらに細胞のインテグリン非依存性のペリオスチン結合を示した。また、ペリオスチンのインテグリンとの結合を阻害する抗体を得ることができ、今後の治療への応用が期待される。
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