肺Mycobacterium avium complex症では、抗菌治療により排菌停止してもしばしば再発が認められるが、私どもが標準3剤の抗菌薬にて治療をした72例の肺MAC症患者のうち52例(72.2%)が排菌停止し、15例で再発を認めている。このうち、13例は再感染と考えられる排菌停止後1年以上たってから再排菌だった。排菌停止後の再発あった15例となかった37例の比較では、再発例で高頻度土壌曝露、とくに治療開始後での土壌曝露が有意に多かった(53.3% vs. 5.4%, P=0.003)(BMC Infect Dis 2014;14:522)。
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