肺Mycobacterium avium complex (MAC)症患者および非感染者の約半数の自宅からMACを分離した。Variable numbers of tandem repeats (VNTR) 法による遺伝子型解析にて3クラスターにわけられたが、患者、土壌由来のMAC菌の分布に違いはなかった。高頻度土壌曝露のある肺MAC症患者で患者、土壌由来菌のVNTR遺伝子型は一致し、環境土壌はMACの感染源となりうる。VNTR解析により異なる遺伝子型を持つか他の抗酸菌菌種に交代した多クローン/複数抗酸菌感染では環境曝露が関連があり、抗菌治療後の再発例では高頻度土壌曝露が有意に多かった。
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