研究課題
基盤研究(C)
日本人低身長127家系由来のDNAを用いて、我が国の小児低身長における既知原因遺伝子の変異スペクトラムと変異による病態形成メカニズムについて検討を行った。その結果、GHRH受容体にこれまで知られていなかった新規の変異としてp.G136VとIVS2+3a>gを同定した。変異遺伝子の機能解析からp.G136V変異はGHRH刺激への転写誘導が欠落することを、IVS2+3a>g変異はGHRHRのスプライシング異常をおこすことを見いだした。また未だ報告がなかったSHOX遺伝子について解析を行ったが、発症に関連する遺伝子変異や遺伝子欠損を同定するには至らなかった。
遺伝学