単球系細胞の活性化を介した成長ホルモンの脂肪細胞の分化増殖作用を明らかにするための研究を行った。RAW264細胞を成長ホルモンで前処理することにより、Adipocyteと分離共培養した場合のAdiponectin産生量の低下の程度が減少した。これはGH刺激後にMacrophage が産生する液性因子が、脂肪細胞のAdiponectin発現量に影響を及ぼしたと推定された。次にGH処理により変化するRAW264細胞産生因子をメタボローム解析し、TCA回路で利用されるアミノ酸代謝産物(グルタミンとグルタミン酸など)の代謝変化の重要性が示唆された。
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