研究課題/領域番号 |
24591524
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
坂爪 悟 獨協医科大学, 医学部, 講師 (70306174)
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研究分担者 |
久保田 健夫 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (70293511)
永井 敏郎 獨協医科大学, 医学部, 教授 (90296129)
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キーワード | 染色体 / 受精 / 転座 / 発達 / メチル化 / 多型 |
研究概要 |
平成25年度は,融合細胞の作成におもなエフォートをおいたが,クローンの作成に難渋している.従って打開策を下記のように3段階でで実行している.1;細胞株を変更しクローンの樹立を試みている.レシピエント細胞はLTK-からCHOK-に変更し用いている.これは続行中である.2;FISHを用いた詳細な切断点決定を実行中である.PCRプローブを用いたFISHが確立できたので,BACをもちいたいままでのFISHよりも詳細な切断点地図が期待できる.それに基づいた多型解析を行う予定である.3;次世代シークエンサーを用いた切断点解析を検討中である.上記のうち1;融合細胞が樹立出来れば計画は素早く進行するが,細胞同士の相性や融合操作にバイアスが入り難渋している.上記のうちで2;が確定されれば15qモノソミーの部分の多型部位が見つけられれば,親子との多形の比較が可能である.今のところ現実性が高い方法であるが,ゲノム解析のやりにくい反復配列の多い領域であり切断点が確定しても,新たに多型を探す必要がある.3;は主に染色体異常再構成部位の相同性を比較することが念頭にあり,今後は染色体再構成機序の考察・研究に発展が期待される.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
融合細胞樹立まで概ね6ヶ月と考えていたので,6ヶ月分の遅れが生じている.今後は上述のFISH法にも力を入れて課題の達成に尽力する.
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今後の研究の推進方策 |
推進方法は,融合細胞作成と切断点の決定であり,変更はないが,融合細胞作成のプロトコールの見直し,多型部位のデータベース分析が予定されたとおり実施されるよう努力する.
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次年度の研究費の使用計画 |
融合細胞作成に手間取り,次に行うべき多型解析に充当する費用が残余したため. 融合細胞作成を一層,多くの条件,新規細胞購入を行い,研究成果達成につとめる.
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