研究課題
基盤研究(C)
母乳は子供の急速な成長と発達にとって重要であり、十分なエネルギーと必須栄養素を供給する。母乳は、リゾチーム、ラクトフェリン、分泌型IgAなどを含有し、消化管免疫に重要な役割を果たしている。母乳中のミネラル、タンパク質、脂質などの構成成分は時期により変化するが、その機構は不明である。本研究では、脂質代謝に関与する核内受容体群が母乳中の脂質を調節するか否かを検討した。その結果、転写因子である核内受容体が、母乳中脂質成分の構成に関与している可能性が示唆された。
小児科