2014 年度研究成果報告書

凝固第Ⅷ因子抗体に対する自己血管内皮前駆細胞移植による新規免疫寛容導入療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号	24591559
研究種目	基盤研究(C)
配分区分	基金
応募区分	一般
研究分野	小児科学
研究機関	奈良県立医科大学
研究代表者	松井英人奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00571027)
連携研究者	堀田秋津京都大学, 助教 (50578002)
研究期間 (年度)	2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード	血友病 / インヒビター / 細胞移植 / 免疫寛容 / 制御性T細胞
研究成果の概要	血友病Aマウスにイヌ第VIII因子（cFVIII)を静注し、抗イヌ第VIII抗体(インヒビター)の発生を誘導した。cFVIIIを発現しているマウス血管内皮前駆細胞(BOECs)をcFVIIIインヒビター陽性血友病Aマウスへ皮下移植し、cFVIIIに対する免疫寛容導入成立の可否を検討した、結果、すべてのインヒビター陽性マウスでインヒビター力価の低下を認め、免疫寛容の成立には制御性T細胞の関与が示唆された。自己細胞移植による血友病インヒビター患者への免疫寛容導入療法の可能性が示唆された。
自由記述の分野	医歯薬学