小児AMLの多施設共同治療研究AML99研究の登録症例の解析から、小児AMLにおいてEVI1遺伝子もしくはMEL1遺伝子の高発現が約30%の症例に見られること、これらの高発現症例がきわめて極めて予後不良であるとともにほとんどの予後不良症例をカバーすること、幹細胞移植治療によりこれらの症例の予後の改善が期待できること等を見出した。さらに、定量RT-PCRによる検査法を開発するとともに、AML-05研究の登録症例を用いた検証を行い、EVI1/MEL1高発現が小児AMLの層別化治療に非常に有用な予後因子となることを示した。
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