研究課題/領域番号 |
24591601
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
谷口 英俊 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00622747)
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研究分担者 |
谷池 雅子 大阪大学, その他の研究科, 教授 (30263289)
和田 和子 大阪大学, 医学部附属病院, 講師 (30294094)
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キーワード | 新生児低酸素性虚血性脳症 / プロスタグランジン / 脳血管内皮細胞 |
研究概要 |
新生児低酸素性虚血性脳症(HIE)モデルにレーザードプラー血流計を用いて脳血流を測定し、ミソプ ロストールの脳血流への効果を検討するため、血流計の過去のデータを解析している。また、脳低温がマウス脳血管内皮細胞株(bEnd3)および新生児低酸素性虚血性脳症(HIE)モデル脳において脳血管内皮細胞保護作用を示すかどうかを検討するため、無酸素無グルコースの実験環境を整え、予備実験の準備中である。また、平成25年度は、以下の二点の論文を学術誌に掲載した。 1:プロスタグランジン受容体作動薬による脳血管内皮細胞保護療法―低酸素虚血受傷後の脳へのライフライン確保を目指す薬物治療アプローチ― 谷口英俊 周産期学シンポジウム抄録集31:55-59, 2013 2:Protection by vascular prostaglandin E2 signaling in hypoxic-ischemic encephalopathy. Taniguchi H, Anacker C※, Wang Q※, Andreasson K※ Exp Neurol, 255C:30-37, 2014.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
動物実験のためのスペース確保と人員確保が遅延している。共同研究者も含め、他のプロジェクトとの時間配分の問題、その他、臨床教育活動業務により本研究に十分に時間を確保できなかったことが考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
動物実験の環境整備を早急に行う。実験動物および培養細胞の計画的な購入によって実験時間の効率を上げる。また共同研究等により、人的交流をはかり、研究ステップの見直しを行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
動物実験、細胞培養実験が予定よりも遅れており本年度の研究費を次年度に持ち越す必要が生じた。また、予定していた学術発表の予定が次年度に繰り越しとなった。 実験動物購入費および維持費、培養細胞株の購入、種々のマーカーの測定費。その他、学術発表、論文作成に関わる費用。
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