哺乳期ラットに対し、母仔分離を明期/暗期の切替えと同時刻または明期/暗期の切替え時刻から3時間後に行ったところ、一過性体温低下は母獣との同居/分離リズムより明暗周期に同調することが明らかとなった。さらに恒常明で母子分離を行ったところ、母獣との同居が主観的活動期または主観的休息期のどちらの場合も、一過性体温低下は母獣との同居を開始する直前(母獣分離をしてから約12時間後)に出現した。以上より、哺乳期ラットの特徴でもある一過性体温低下は母獣との同居/分離周期よりも明暗周期に強く同調するが、同調因子としての光環境が無い場合は母獣との同居/分離周期に同調する性質があることが明らかとなった。
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