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2013 年度 実施状況報告書

皮膚リンパ腫に対するエピジェネティクスを基盤とした併用療法の効果と作用機序の解析

研究課題

研究課題/領域番号 24591636
研究機関東京医科大学

研究代表者

坪井 良治  東京医科大学, 医学部, 教授 (70221421)

キーワードHDACi / レチノイド / in vivo抗腫瘍効果 / In vitro抗腫瘍効果 / 作用機序
研究概要

いくつかのin vitroの実験から、ヒト皮膚Tリンパ腫細胞株のうちSeAx株がin vivo/ in vitro実験において最も理想的にHDACi (MS-275)とレチノイド(Am80)の抗腫瘍効果を示すことが判明したので、以後の実験ではこのSeAx株に集中して実験を行うことにした。
in vitroの増殖実験では併用投与群において相加的な抗腫瘍効果が認められた。また、この場合にはRARβ2の発現が回復していた。
さらに、SCIDマウスの皮下にCTCL細胞を皮下注し、腫瘍の形成を確認後にHDACiとレチノイドを経口投与したところ、併用群で有意に腫瘍塊の増殖抑制効果が認められた。また、Kaplan-Meier生存曲線においても併用群で生存マウス数が多い傾向が認められた。
今後の予定としては、併用投与した時の抗腫瘍効果の作用機序について、初期の計画に沿って実施していく予定である。つまり、ChIPアッセイによりRARβ2の回復が、RARβ2のプロモーター領域のヒストンのアセチル化が主体であることを証明する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

80%を終了している。滞りなく実験計画が進んでいる。

今後の研究の推進方策

これまでの研究計画通りに進めていく。作用機序についてさらに明らかにしていく予定である。

次年度の研究費の使用計画

来年度も交付対象年度のため
研究・実験のための試薬、備品を購入予定

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Histone deacetylase inhibitor MS-275 restored retinoid sensitivity and had an antitumor effect in combination with retinoic acid Am80 in human cutaneous T cell lymphoma2013

    • 著者名/発表者名
      Y Kato, C Egusa, T Maeda, RTsuboi
    • 学会等名
      Epigenetics 2013
    • 発表場所
      Port Stephens, New South Wales, Australia
    • 年月日
      20131203-20131206

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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