研究課題
本研究は、統合失調症の異種性に着目し、統合失調症としてひとくくりにまとめられている患者群から、頭部MRI画像を用いてサブグループを同定することを目的としている。このサブグループの同定には、自己組織化マップを用いている。昨年度は、予備的に統合失調症患者83名、健常対照者90名の頭部MRI画像を用いて、自己組織化マップ解析を行い、統合失調症群を3群に分けられる可能性が示された。本年度は、自己組織化マップ解析用ソフトウェアの改良を行い、恣意性を排してサブグループを同定する方法を確立した。また、頭部MRI画像における指標も局所脳体積のみならず局所皮質厚をも用いて解析を行っている。
3: やや遅れている
これまであるデータセットを用いて、上記した解析を行っている。予備的解析を繰り返しパラメータの調整を行う必要がある。
新たなサンプルを加えた大規模なデータセットを用いて自己組織化マップ解析を行う。得られた結果をまとめ、海外専門誌に投稿する予定である。
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)
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