研究課題/領域番号 |
24591718
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
上村 直人 高知大学, 教育研究部医療学系, 講師 (10315004)
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研究分担者 |
下寺 信次 高知大学, 医歯学系, 准教授 (20315005)
池田 学 熊本大学, その他の研究科, 教授 (60284395)
篠森 敬三 高知工科大学, 工学部, 教授 (60299378)
藤田 博一 高知大学, 医歯学系, 講師 (70380326)
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キーワード | 認知症 / 運転能力 / レビー小体型認知症 |
研究概要 |
H25年度の新規データ収集は、13名であった(年齢幅(68~83)男性:5名、女性:8名、CDR0.5:10,CDR1:3、平均MMSE:23.6、AD:3、DLB:2,FTLD:1,MCI:6、その他:1)。 調査開始からの連続では、現在110名(CDR0.5:63名,CDR1:14名)である。研究対象であるレビー小体型認知症は15名で、比較コントロールとしての認知症および認知機能低下を認める本調査者の背景疾患別では、アルツハイマー型認知症:14名、前方型認知症4名、血管性認知症:12名、軽度認知障害:33名、高次脳機能障害7名、その他:25名の運転能力評価結果がデータベースに登録された。 初年度の結果と次年度の結果を合わせた分析を行っても、レビー小体型認知症の本開発機器による運転行動上の認知課題上の特異性は症例を増やしても変わらない傾向が確認された。 そのため、引き続き運転能力評価課題の内容自体は変更せず、研究対象者の追加を継続して行っている。 また運転能力評価結果に関する対象者の運転習慣や運転行動、居住地などの社会的背景の影響の有無を明らかにするため、調査対象者および介護家族に対する評価尺度も試行的に作成している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
H25年度内の対象患者の測定人数が13名と当初予定より少なかったが、研究目的達成のためのデータ収集は最終年度の現在データ取集の見込みにおいては十分と考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
H25年度から主任研究者の所属する高知大学医学部附属病院では、高知県認知症疾患医療センターの委託を受け、研究対象である認知症患者の受診増加が見込まれるため、研究対象者の増加が期待される。 上記専門外来と連携し、運転能力評価対象者のエントリー追加をしながら更なる研究推進をはかる。
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