1型および2型糖尿病モデル動物脳におけるグリア代謝および糖代謝、乳酸代謝のイメージングに関する検討を主に行った。14C-酢酸の取込みは1型および2型糖尿病モデルマウス脳において著明な増加を示した。18F-FDG(もしくは14C-DG)の取込みは1分値、30分値のどちらも低下を示したが、30分値の方がより鋭敏に反応し、ヘキソキナーゼによるリン酸化過程が影響を受けやすいことが明らかとなった。2型糖尿病モデルマウスでは乳酸代謝が増加しており、エネルギー基質が移行している可能性も示された。 またムスカリン性アセチルコリン受容体のインビボ結合の一部に低下を認めたが、詳細は今後の検討課題である。
|