今後の研究の推進方策 |
今回の検討から、MRI並びに脳血流SPECT所見の経時的な変化の検討の必要性並びに臨床症状と画像所見との対比が重要である事が確認できた。したがって、今後は追跡検査での画像所見の変化と臨床所見の対比に重点をおいた検討を実施する予定である。 一方、剖検例に関する検討に関しては、剖検例が全体に著しく減少しており、今回の検討に適する症例が得られないことが十分予想される。これまでの剖検例の中から適切な症例を見つける努力を引き続き行う予定である。 次年度に実施する予定の追跡検査と臨床所見との対比を含めて、国内ならびに国際学会(第20回Symposium Neuroradiologicum)に総括的な成果を報告する(600,000円を予定)。また、成果を纏めるに当たって、同領域を専門とする神経内科医並びに神経病理医との議論が必要である。他施設に赴き(300,000円を予定)議論をすると共に、その中で更なる検討のために必要な物品があれば購入を予定している(500,000円)。尚、成果は欧文雑誌に投稿予定であり、英文校正費用(100,000円)を要する。
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