研究課題
基盤研究(C)
123Iはエネルギー特性から131Iよりもシンチグラムに適しているが、半減期が短く131Iに比べ投与後短時間での撮像が必要である。ヨウ素治療において両検査を比較した報告はない。遠隔転移をもつ術後の分化型甲状腺がん患者12名12名のうち10名(83.3%)で完全に一致した結果が得られた。131Iを基準とした病変別の描出率はリンパ節転移(100%:6/6)、骨転移(94.4%:17/18)、肺転移(66.6%:2/3)であった。また2例では病変集積強度に違いがみられ、123Iの肺病変の集積は低い傾向にあった。123Iにて検出される病変は131Iに比べ少なく、特に微小肺病変の描出において劣っていた
放射線科学