研究課題/領域番号 |
24591774
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
野口 智幸 佐賀大学, 医学部, 講師 (40380448)
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研究分担者 |
浅見 豊子 佐賀大学, 医学部, 准教授 (20222599)
入江 裕之 佐賀大学, 医学部, 教授 (50284493)
西原 正志 佐賀大学, 医学部, その他 (50516557)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | ASL-MRI / 高次脳機能障害 / 被殼出血 / もやもや病 / 急性髄膜脳炎 |
研究概要 |
高次脳機能障害を来す対象疾患を対象に、①学会発表、②論文作成を以下のように実践している。 ①学会発表:被殼出血、モヤモヤ病、急性髄膜脳炎を選び、各ASL-MRIを用いた検討を行い、学会発表した(演題と学会名:Arterial Spin-Labeling MR ImagingIn Putaminal Hemorrhage: A Pilot Study.36th Annual meeting of European society of neuroradiology, 2012/Clinical validation study for cerebral blood flow value variance between different numbers of measurements of arterial spin labeling MR imaging.98th Scientific Assembly and Annual Meeting of Radiological Society of North America, 2012/急性髄膜脳炎のASL-MRI所見についての先行的検討. 第71回日本医学放射線学会総会2012年)。 ②現在、上記発表内容を論文作成中である。このうちモヤモヤ病のASL-MRI先行研究を行っており、これについて論文を作成し現在投稿中である(表題:Arterial spin-labeling MR imaging in moyamoya disease compared with clinical assessments and other MR imaging finings)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
達成度の評価の理由として①すでに達成したこと、②これからの課題、を以下に述べる。 ①上記のごとくASL-MRIと高次脳機能障害を来す3対象疾患を比較検討しており、それらの関連性について明らかし、成果の発表を行うことができた。 ②①の成果を英語論文化することが必要である。また今後のあらたな研究として、SPECTとの血流値の比較を多数対象者で行うこと、ファントム実験での水流値の実測値の妥当性を行うこと、健常者と疾患対象者での血流の差異を比較すること、などがあげられる。
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今後の研究の推進方策 |
SPECTとの血流値の比較を多数対象者で行うため、データ収集及びデータベースの構築が必要である。またファントム実験での実験装置を作成する必要がある。健常ボランティアとして多数のサンプル採取が必要となる。
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次年度の研究費の使用計画 |
データベースを作成するためのコンピュータおよびソフトウェアを購入する必要がある。ファントム装置の備品を購入する必要がある。健常ボランティアに対して謝礼を支払う必要がある。学会発表のため参加費および旅費が発生する。英語論文作成のため英語翻訳校正費用が発生する。
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