心臓MRIでの拡張型心筋症(DCM)患者の心筋線維化(重症度)の定量化の検討を行い、信頼性の高い定量方法を見いだす目的。遅延造影MRI画像から得られる心筋のT1値を使用しDCM 52人の患者及び10例の対照被験者の左心室腔(L)の心筋(M)の造影前後でのT1値を比較した。 (造影前MのT1値-造影後MのT1値)/(造影前LのT1値-造影後LのT1値)は、対照群と患者群との間で有意差が認められ、左室駆出率に最も関連し(R=0.66、P<0.0001)DCMの心筋線維化(重症度)を推定するための最も信頼性の高い定量方法であった。
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