研究課題
中和抗体型血管新生阻害剤のサロゲートマーカーとして新規合成したインテグリン分子イメージング用RGD(Arg-Gly-Asp) ペプチド製剤による薬効評価法を確立し、動物モデルの薬効判定に応用し、ヒトでの遺伝子プロファイリングによる評価をもとにより適切な適応疾患の探索を実施した。薬効評価法の確立では、腫瘍サイズ縮小より早期に始まるBVによる腫瘍環境における血行動態の正常化を確実に捉えられるよう新規合成したインテグリン分子イメージング用RGD PET製剤(68Ga- or 64Cu-DOTA-RDG, 68Ga- or 64Cu-DOTA-PEG-RGD)による薬効評価方法論を用い、副作用予測による個別化医療に役立てられるよう、動物腫瘍モデルによる適応疾患の検索を行った。固形癌以外の癌腫においても幅広く適応疾患を拡大するため、インテグリン分子イメージング用RGD PET製剤による薬効評価法による動物実験を行い、可能性のある疾患群を選定し次期臨床試験に備えた。また、費用効果比の試算による妥当性の検討を薬効評価のイメージングの費用までを含めた治療費を患者個人のリスク・ベネフィット解析を基に試算した。
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