アミロイドPET画像に対してPET/CT装置にてPETと連続して撮像されるCTを用いた部分容積効果補正法を開発することを目的とした。CTとMRIによる部分容積効果後の画像を比較すると、MRIによる補正の方がCTによる補正に比較しアミロイド蓄積量が有意に多い結果であった。ただし、CTとMRIによる部分容積効果後の画素値には高い相関がみられMRIによる補正値はCTによる補正値よりもほぼ一様に20%程度高い値を示した。CTでの補正値に一様に1.2を乗ずることによりMRIの補正値に変換できた。以上のことからCT像によりアミロイドPETの部分容積効果補正が実際に行えることが確認された。
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