研究課題/領域番号 |
24591802
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研究機関 | 独立行政法人国立環境研究所 |
研究代表者 |
渡邉 英宏 独立行政法人国立環境研究所, 環境計測研究センター, 室長 (60370269)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 磁気共鳴装置 / MRI / 高磁場 / ヒト脳 / 高周波不均一分布 |
研究実績の概要 |
本研究では、ヒト脳で測定することができないRFコイルの受信感度分布を算出するために、ヒト脳の送信高周波磁場分布データを測定する。この分布データに比率マップを乗じて、受信感度分布を算出する。従来、比率マップは、RFコイル内のボランティア頭部位置に関わらず同一マップ用いていた。今回、高周波磁場不均一分布の原因である波長短縮が頭部内だけで生ずることに着眼し、頭部位置のずれに応じて比率マップを平行移動する方法を組み込んだ。この結果、画像均一化補正が良好に行うことができ、ヒト脳画像をコントラストを損なうこと無く感度分布を均一化することができる様になった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平成26年度に、3次元受信分布測定、3次元比率マップ法の実証後、ヒト脳3次元受信B1分布算出を行うことを計画していた。しかし、MR装置の機器冷却のための空調設備が故障し、修理完了までの実験中断となった。加えて、位置決定のための勾配磁場電源が故障し、実験不可の状況となった。このように多くの期間でMR装置が利用できず、実験が遂行できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
次年度のH27年度の延長申請を行い認められたので、H27年度の研究計画として、ヒト脳3次元受信分布算出、ヒト脳3次元画像不均一補正法を開発し、ヒト脳内3次元画像均一化を実現する。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成26年度に、3次元受信分布測定、3次元比率マップ法の実証後、ヒト脳3次元受信B1分布算出を行うことを計画していた。しかし、MR装置の機器冷却のための空調設備が故障し、修理完了までの実験中断となった。加えて、位置決定のための勾配磁場電源が故障し、測定、実験不可の状態が長期間続いた。このように多くの期間でMR装置が利用できず、このため未使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
勾配磁場電源修理完了後、3次元受信分布測定、比率マップ法実証を行い、ヒト脳3次元受信B1分布を算出し、ヒト脳3次元画像均一補正を実現する。実現のため、模擬試料作製、アクリル、ガラス器具などの消耗品や、画像均一補正解析に必要なMATLABなどのソフトウェアを購入、更新が必要である。加えて、 成果アピールのため論文投稿、学会発表を積極的に行うため、別刷り代、英文校閲代、旅費、学会参加費などに使用する。
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