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2013 年度 実施状況報告書

呼気中一酸化窒素測定による胸部放射線治療後放射線肺臓炎の早期発見・治療効果判定

研究課題

研究課題/領域番号 24591848
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

山崎 秀哉  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50301263)

研究分担者 坪倉 卓司  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50347465)
小林 加奈  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70433282)
キーワード呼気中N0 / 放射線肺臓炎 / 放射線治療
研究概要

呼気中NO測定を胸部放射線治療を施行した14例で測定を行った。
男性10名、女性4名で原発性肺癌10名、転移性肺癌4名
放射線治療は通常の分割照射が6名で投与線量は60-70Gy0/30-42回、体幹部定位照射が8例で48-50Gy/4-5回の放射線治療を行った。治療前の呼気中NO値21.1±12.3(range:9-59)ppb,治療一週間めで13.2±6.03(range:6-27)ppb、二週間12.3±2.8(range:8.7-17)ppb、治療三週間13.6±7.3(range:9.3-30)ppb、治療4週間10.3±3.04(range:6.7-15.6)ppb、治療5週間9.7±3.6(range:6.7-14.3)ppb、治療6週間13±3.7(range:9.7-17)ppb、治療7週間で8.3ppb、終了時15.8±5.98(range:7-27)ppbと低下する傾向にあり、照射一月後には17.6±11.8(range:8-52)ppbと前値近い値となった。同様に間質性肺炎で上昇し放射線肺臓炎でも上昇が見られることのLL-6を測定したところ治療前のKL-6値は435±526(range:154-2066) U/ml,終了時261±129(range:156-543)U/mlと低下する傾向にあり、照射一月後には319±143(range:159-582)U/ml、三月後には416±243(range:213-756)U/mlと前値近い値となった。現在までに有症状の放射線肺臓炎は1例のみでNO値の上昇は認められていない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

症例集積が遅れている。

今後の研究の推進方策

20例に達したところで解析、報告を行う。
国内・国際学会発表の旅費・参加費で70万円、論文作成に関わる英文校正代金や投稿・掲載料金で40万円を見込んでいる。

次年度の研究費の使用計画

症例集積が遅れたため学会発表、論文作成費用支出が遅れているため
20症例に達した後に解析、報告を行う

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公開日: 2015-05-28  

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