研究課題
1.ブタの過小グラフト肝移植モデルを作成した。外側右葉をグラフトとし、内側右葉+内側左葉+外側左葉切除をドナーにて施行した。レシピエントでは無肝期に門脈-頸静脈シャントを使用した。2.4℃HTKによる単純冷保存(CS)群(n=4)とVSOP+NO(VSNOP)群(n=5)を比較した。3.VSOP+NOは、HTK液浸水下に肝上IVCにチュービングし、酸素ガスとNOガス(40ppm)を注入した。注入圧は12mmHgでは類洞破壊が認められたため、8mmHgとした。4.グラフト肝重量/全肝重量比(CS, 30.0±2.9% vs. VSNOP, 34.1±2.1%; p=0.36)、グラフト肝重量/レシピエント体重比(CS, 0.52±0.04% vs. VSNOP, 0.65±0.05%; p=0.18)、冷阻血時間(CS, 279±9分 vs. VSNOP, 285±9分; p=0.52)は有意差を認めなかった。VSNOP群のVSOP+NO保存時間は約3時間(179±16分)であった。5.CS群は全例24時間以内に死亡した。VSNOP群で1週間生存を1例認めた(Log-rank: p=0.27)(図2)。6. 肝移植後のAST/ALT、PT-INR、T-Bilに有意差は認められなかった。再灌流後の門脈圧-中心静脈圧較差はVSNOP群で低い傾向にあった(p=0.11)。肝再生に有意差は認められなかった。再灌流後の肝組織では両群において門脈域の出血が認められた。
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