(1) マウス型CEA特異的CARレトロウイルスベクターコンストラクトの作成とマウスT細胞への導入 (2) マウス型CAR導入マウスT細胞のin vitro機能評価。(3)リンパ球減少性の前処置との併用によりCEA特異的CAR導入T細胞輸注は、抗腫瘍効果を発揮した。(4) 輸注したCAR-TはWTとCEA-Tgマウスにおいて同程度の抗腫瘍効果を発揮したが、CEA-Tgマウスにのみ重篤な体重減少を誘導した。(5) CAR-T輸注によりWTとCEA-Tgマウスの肺に炎症が見られた。(6) CEAを標的としたCAR導入T細胞輸注療法は有効だが、安全性に十分な注意を払う必要性が示唆された。
|