今後の研究の推進方策 |
今後は、 1)腫瘍におけるB7-H1発現およびTリンパ球におけるPD-1発現と、予後および臨床病理学的因子(ER,PgR,HER-2,EGFR,p53,ki-67,核異型度)との関連を調べる。 2)乳癌細胞株を用いた検討(in vitro)として、flow cytometryを用いてB7-H1の発現を検討し、B7-H1の発現が認められる細胞株を活性化したT細胞を含むPBMCと共培養し、抗PD-1抗体添加によるT細胞の分裂・増殖能を検討する。 3)動物実験 (in vivo)としてHer-2/neuマウス乳癌発生モデルに対し、抗マウスPD-1抗体および抗マウスB7-H1抗体を投与した場合の抗腫瘍効果およびT細胞の活性化レベル、殺細胞効果を調べる。
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