研究課題
① 熊本大学附属病院、熊本市立熊本市民病院、熊本赤十字病院より、「多遺伝子発現による予後予測ツール(Ku23)」について、前向きコホート研究を行った。特にER陽性のLuminal Type乳癌において多数例の解析を行った。② Ku23による予後予測ツールは、ER陽性、HER2陰性乳癌におけるKi-67の予後よりも優れていたことがわかり、さらに一部の症例で行った21遺伝子発現の予後予測効果の分類とよく一致していた。しかしながら、正確な予後調査はさらに経過観察が必要であると思われた。すなわち、21遺伝子予後予測ツールで高リスク、Ku23で予後良好とされた症例においては、化学療法が施行されており、現在のところ再発は無い。③ Ku23については、ER陽性、HER2陰性の乳癌において、予後予測の重要なツールとなる可能性がある。④ この研究から、エストロゲン付加療法に対する新しい研究テーマに到達することができた。
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Int J Clin Oncol
巻: Epub ページ: Epub
10.1007/s10147-015-0795-6
Eur J Hum Genet
10.1038/ejhg.2014.219