研究課題/領域番号 |
24591915
|
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
千島 隆司 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員准教授 (70438141)
|
研究分担者 |
石川 孝 横浜市立大学, 市民総合医療センター, 准教授 (80275049)
山田 美千代 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員研究員 (10328437)
菅江 貞亨 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (60644490)
|
キーワード | 国際情報交換 / 乳癌罹患リスク / リスク予測 / リスク因子解析 |
研究概要 |
日本人用乳癌罹患リスク予測モデルの作成にあたり、第二段階にあたる「アンケート調査」を現在行っている。昨年度会議を重ね調査項目を検討した結果、当該年度、検討した乳がんリスク因子をもりこんだ調査用紙を完成し、大学病院以外の協力機関の募集・調整を行った。協力機関の募集・調整にあたっては、実際に各施設を訪問し、各施設において診療に差しさわりなく、無理のない範囲でご協力いただけるよう話し合いを持った。平成25年6月に2大学病院と1検診施設の合計3施設において実際の調査を開始することができたが、その他の施設においては開始時期は各調査施設により異なった。当該年度末現在で、大学病院を含め13施設において研究が開始されており、その他数施設において現在も各施設院内規定にのっとり研究協力に関し調整中である。適時行っている集計により、調査用紙に改訂をくわえ、質問がわかりやすくなるように、また調査参加者が質問に適切に答えやすくなるように努めている。個人情報に関しては、細心の注意を払い管理を行っている。 アンケート調査は、当初の計画よりも遅れてスタートしたこと、また本研究においてアンケート調査が本幹にあたるものであり、内容の充実と十分な調査の実行がよい結果につながると考え、本調査に重点をおく方針とし、今後の計画の修正はやむ終えないと現時点で判断している。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
日本人用乳癌罹患リスク予測モデルの作成にあたり、第二段階にあたる「アンケート調査」を現在行っている。当初の計画では、今年度内で調査を行う予定であったが、調査内容の検討や、協力機関の募集・調整などに時間がかかり、開始が遅れた。また、調査専門の人員を派遣できないことなど、日常診療の中での調査には多くの点において限度もあることなどが、やや調査が遅れた状態となっている原因と考える。
|
今後の研究の推進方策 |
アンケート調査を次年度に終了し、データベースの作成とデータ解析の準備・実行に移る予定である。当該年度に購入した物品は、現在のアンケート調査、データベースの作成において必要なものであり、現在有効に利用されている。
|
次年度の研究費の使用計画 |
当該年度においては、研究に当初の計画と比べ遅延が起きたことにより、次年度使用額が生じたと考えられる。 現在も研究協力を検討中の施設が数施設あり、次年度での参加が見込まれるため、これまで同様、調査にかかる経費(用紙、印刷費、集計)と同様、データベース作成、データ集計・解析のために使用予定である。
|