研究課題/領域番号 |
24591922
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
吉田 美和 愛知医科大学, 医学部, 講師 (30556098)
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研究分担者 |
中野 正吾 愛知医科大学, 医学部, 教授 (20351108)
藤井 公人 愛知医科大学, 医学部, 講師 (00524331)
高阪 絢子 愛知医科大学, 医学部, 助教 (50440748)
福富 隆志 愛知医科大学, 医学部, 教授 (30165302)
石口 恒男 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70115525)
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キーワード | 国際情報交換 |
研究概要 |
①MRI-RVSを用いた乳腺画像診断の確立と臨床応用(1)MRI造影病変のRVSガイド下針生検 乳癌治療前やハイリスク女性のスクリーニングなどの目的で施行したMRIで造影偶発病変を認めた場合で、従来の2nd-look USでその病変を同定できなかった場合に、MRI-RVSを用いて同定およびRVSガイド下針生検を施行し、その精度を検証した。(3年間で計30例の予定のうち平成24・25年度で計18例施行)(2)手術可能乳癌の拡がり診断と至適切除範囲の決定:従来のモダリティで乳房温存手術の適応と判断された乳癌症例にMRIとMRI-RVSによる評価を加え、切除範囲を決定し手術を施行。切除標本組織所見より乳癌手術におけるMRI-RVS評価の有用性を検証した。(平成24・25年度 93例)(3)乳癌術前薬物療法施行例の治療効果判定と至適切除範囲の決定:MRI-RVSを用いて乳癌術前薬物療法前後の乳癌進展範囲を評価し、治療効果判定と至適切除範囲の決定を行い、手術を施行。乳癌術前薬物療法症例におけるMRI-RVSの有用性を検討した。(平成24・25年度 10例) ②過去のUSボリュームデータとリアルタイムUS画像を融合させたUS-RVSの開発:乳癌術前薬物療法施行前にUSボリュームデータを作成し、治療中・後でUS-RVSを用いて病変部位を同定し、経時的形態変化を観察する。治療効果判定におけるUS-RVSの有用性を検証した(平成24・25年度 15例)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
RVSの有用性を検討する対照症例は平成24・25年度それぞれ年間予定症例数にほぼ達している。
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今後の研究の推進方策 |
今後、対象症例をさらに増やし、(1)MRI造影病変の同定率およびRVSガイド下針生検手技の精度の検証(2)手術可能乳癌のひろがり診断と至適切除範囲決定におけるMRI-RVS評価の有用性の検証(3)乳癌術前薬物療法施行症例の治療効果判定と至適切除範囲決定におけるMRI-RVSの有用性の検証(4)乳癌術前薬物療法治療効果判定におけるUS-RVSの有用性の検証を行い、学会発表、論文発表を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究に必要な物品には、研究初年度に購入していたため、物品費が予定より減ったため 国際学会発表や論文作成に必要な資料収集や英文校正費などに使用予定
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