研究課題/領域番号 |
24591935
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
尾山 勝信 金沢大学, 医薬保健学総合研究科, 特任准教授 (70460350)
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研究分担者 |
伏田 幸夫 金沢大学, 附属病院, 講師 (10301194)
藤村 隆 金沢大学, 医学系, 准教授 (50262580)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 食道発癌 / 炎症発癌 / マウスモデル / NF-κB |
研究概要 |
消化液逆流による慢性炎症は食道癌発生のおおきな要因である。申請者らは、これまでラットを用いて逆流性食道炎発癌モデルを手術的に作成し、発癌機序と薬剤・手術介入による発癌予防を明らかにしてきた。ラットに比して人間に近い遺伝子配列を有するマウスを用いたモデルを確立することを第一の目的とし、さらにそのモデルを用いて炎症の中心的メディエーターであるNF-κB経路の食道発癌への関与とその阻害による逆流性食道炎-バレット化生-発癌sequenceの抑制効果を明らかにすることを第二の目的として研究を計画した。 初年度である当該年度にはマウス消化液逆流モデルの作成を計画しており、計画通りに研究を開始した。7週齢のBALA/Cマウスを用いて、手術的に逆流性食道炎モデルを作成した。当初マウスモデル作成における手術手技的な困難性から術後生存が得られず難渋した。マウスはラットに比して小さくさらに侵襲に弱いことが要因であり、手術手技の改善を図り、生存率の改善が得られたところで手術手技を定型化し、術後生存率の安定が得られた。技術的には実験モデルとして評価可能なモデルが作成できるようになったものと考えている。初期に作成したモデルがそろそろ術後20週に達する。今後は、食道および全身臓器の検索を行い、発癌/転移モデルとしての有用性を検討したうえで、NF-κB経路の発癌への関与とその阻害による発癌抑制効果を検討する予定としている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究初期にはモデル作成に技術的困難性があったが、手技の改善と定型化を図ることにより、当初の計画通りマウス消化液逆流モデルの作成技術を確立した。
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今後の研究の推進方策 |
予定時期に達したマウスを屠殺し、食道および全身臓器の検索を行い、発癌/転移モデルとしての有用性を検討する。採取した組織からNF-κB経路の発癌への関与とその阻害による発癌抑制効果を検討する。
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度の研究費使用については計画の変更はない。
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