研究課題
基盤研究(C)
消化器癌において根治切除後の治療を困難にしている原因として、微小癌細胞の存在がある。本研究では、癌特異的に感染・増殖する制限増殖型レオウイルスを利用し、微小転移の新しい診断法の開発、すなわち新しいトレーサーの開発を行うこと目的とした。ウイルスはレオウイルスserotype 3を用い、Alexa Fluor 488-labeled レオウイルスの胃癌細胞株に対する感染効果を検討した。結果として、Alexa Fluor 488-labeled レオウイルスのCPEを認め、感染細胞に蛍光を認めた。さらに抗腫瘍効果も認め臨床応用への展開が期待された。
医歯薬学