研究課題/領域番号 |
24591983
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
坂本 一博 順天堂大学, 医学部, 教授 (60205763)
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研究分担者 |
小見山 博光 順天堂大学, 医学部, 講師 (30348982)
服部 浩一 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (10360116)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 新規がん増殖機構 / 線維素溶解系 / マトリックスメタロプロテイナーゼ / 大腸癌 / プラスミン阻害剤 / 大腸発がんモデル |
研究成果の概要 |
線溶系因子であるプラスミンがMMPを介し,可溶性TNFの分泌に関わっている.潰瘍性大腸炎のTNF阻害薬の重要性やMMP-9が炎症のマーカであるという報告から、プラスミン阻害剤が腸炎を抑制できる事を証明した.プラスミンはTNFのみならず、骨髄由来細胞の浸潤や炎症性サイトカインの分泌抑制機構も持ち合わせていた.AOM誘発大腸癌モデルマウスでも,同阻害剤が癌化を抑制した.プラスミンに代表されるセリンプロテアーゼによって活性化を受けるEGFやTGFのシグナルを介し,腫瘍の増大を抑制することを明らかにした.癌の微小環境であるマクロファージの浸潤を抑制することによって癌の増殖を抑制できることが示唆された.
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自由記述の分野 |
消化器外科
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